インド発、新時代の決済サービス「MonieWorld」誕生へ

ビザ社がこの年、インドのフィンテック企業Moniepointに投資したことで、新たなユニコーン企業が誕生し、新しい局面を迎えることとなりました。
Moniepointは、アフリカ大陸でも最大級のビジネスバンキングプラットフォームを構築していることで知られていますが、Visa Directとの統合計画をほのめかし、国際送金や越境サービスへのアクセスを可能にする動きを見せています。

この戦略は、イギリスからインドへの国際転送を主軸とする新たな送金サービス「MonieWorld」の立ち上げと共に形を成しています。しかし、同社のCEOであるTosin Eniolorunda氏は、単なる送金アプリを目指しているわけではないと断言しています。
「私たちは、本格的な移民バンキングプラットフォームを構築しているのです」とTechCrunchに語っています。

この野心的な動きは、とりわけイギリスからインドへの送金市場において、既存のフィンテック企業がすでに占める競争の激しい垂直市場での挑戦を意味します。LemFiやSend、NalaからZepz、Taptap Sendまで、移民は豊富な選択肢を持っています。
ユーザーフレンドリーな経験、低料金、長年にわたるブランドの信頼が、これらの企業を市場で確立させています。

MonieWorldは遅れて市場に参入するだけでなく、既に日々利用されているインキャンバント（確立された企業）を追い越す必要があるでしょう。そして、インドにおけるインフラ、ペイメント、クレジットとコンプライアンスを扱うMoniepointの経験は、移民向けに再利用され、単なる送金アプリ以上の価値を提供すると言われています。

出典 : https://sg.finance.yahoo.com/news/visa-backed-african-unicorn-moniepoint-083534309.html