インドのフィンテック企業ZikZuk、新時代の決済サービスへ

ハイデラバードに拠点を置く急成長中のフィンテックスタートアップ、ZikZukが、インド準備銀行（RBI）からプリペイド決済機器（PPI）の発行を目的とした原則承認を受けました。この戦略的な承認により、ZikZukはプリペイドウォレットやカードベースの決済オファリングを通じて、力強くインドのデジタル決済市場に新たな一歩を踏み出します。

PPIは、その中に保管されている資金の価値に対する商品やサービスの購入、金融サービスの提供、送金機能を容易にするツールです。現金レス取引を促進するために設計されたPPIには、交通機関や旅行用のスマートカード、デジタルウォレット、金銭取引用のモバイルアプリなどが含まれています。ユーザーはお金をチャージして、オンライン購入、支払い、店舗内取引など多目的に使用できます。

RBIの承認を受け、ZikZukは今後、Cred、Google Pay、Amazon Payなどの第三者提供のUPIアプリを介してUPI決済も可能になる予定です。ZikZukの共同創業者であるラフル・ラサ氏は「RBIからこの原則承認を受けて極めて興奮している」と述べ、インド市場に特化した革新的な金融製品の構築における大きな進展と位置づけています。

この承認は、インドのデジタル経済拡大において、新時代のフィンテック企業へのRBIのサポートを象徴しており、PhonePe、Paytm、MobiKwik、Scapia、Jupiterなどの既存企業が支配するセクターに新たな活力を与えると期待されます。ZikZukは、インドのデジタル決済インフラの将来を形作る企業群に名を連ねることになります。

出典 : https://www.aninews.in/news/business/zikzuk-receives-in-principle-approval-from-rbi-for-issuance-of-prepaid-payment-instruments-ppis20250519162032