インド発！BigBasketが10分食品宅配の新戦略

インドの大手オンライン食料品店BigBasketが、急速に拡大する7.1 billionドルのクイックコマース市場での競争に対応するため、2026会計年度末までに国内で10分での食品配送サービスを展開する計画を明らかにしました。
タタグループの支援を受けるこのスーパーマーケットは、SwiggyのSnaccやBlinkitのBistro、Zepto Cafeなどの確立されたプレイヤーに挑む予定ですが、彼らは既に15分未満でコーヒーや即席スナックを配達しています。

さらに、BigBasketはZomatoやSwiggyといった既存の食品配達業者の顧客層や、新たな顧客層を開拓することを目指しています。これには、配送拠点として「ダークストア」を利用する戦略が含まれており、これらは繁華地に設けられた小規模な倉庫で、配送パートナーが食料品や食品をピックアップする場所です。

BigBasketは、2011年にインドでオンライン食料品宅配サービスを開始し、現在約700あるダークストアの数を2025年末までに1,000から1,200に増やすことを目指しています。ひと月前に南部のベンガルールで始まったパイロットランの後、これからは7月末までに40のダークストアで食品配送サービスを展開する予定です。

現在、サービスを提供されたBigBasketの顧客の約5%から10%が、通常のオンライン注文にクイックフードアイテムを追加する傾向がありますが、この割合はさらに増加が見込まれています。メニューには、タタグループに属するStarbucksのコーヒーやインド・ホテルの食品部門Qminの商品が含まれますが、外部のレストランとは提携しないとしています。

また、BigBasketが外部投資家を求めて資金調達を進めているとのメディア報道については、共同創業者のVipul Parekh氏が否定し、今後18～24ヶ月の間に公開を目指す計画を再確認しました。「タタグループの一員である利点の一つは、十分な内部資本が利用可能であることです」と彼は述べました。

出典 : https://retail.economictimes.indiatimes.com/news/e-commerce/e-tailing/bigbasket-to-introduce-10-minute-food-delivery-across-india-by-2026-in-competitive-quick-commerce-market/121753425