フォード、インドでの製造を再開！ グローバル戦略における新たな一手

フォードモーターがインド市場でのビジネスを再開することを決定しました。過去二度の撤退にも関わらず、この度はチェンナイの工場を使って、輸出向けの車の製造を再開する計画です。同社は国内市場への具体的な戦略は明かしていませんが、これがインドに再び戻る背後にある主要な理由と見られています。
フォードはSajjan Jindal率いるJSWグループへのチェンナイ工場売却を進行中にもかかわらず断り、タミルナドゥ州政府への意向書を提出しました。また、タミルナドゥ州首相と米国での会合を経て、この決定が発表されました。
フォードは以前、25億ドル以上の投資をインドに行い、エコスポーツやフィーゴといった成功作を生み出しましたが、市場においては長期にわたって安定したビジネスを築くことができませんでした。単独またはマヒンドラ＆マヒンドラとの合弁事業を通じたビジネス展開もうまくいかず、2021年9月に撤退を発表した後も、EV向けの奨励金制度を取得して2022年2月に再度市場進出を果たしましたが、わずか数ヶ月後には再撤退の発表がありました。
しかし今回、フォードはインド市場のポテンシャルへの信頼と、グローバル市場におけるタミルナドゥの製造専門知識を活かすことを目指して、新たな一歩を踏み出す決断をしました。

出典 : https://auto.economictimes.indiatimes.com/news/passenger-vehicle/us-carmaker-ford-drives-into-india-for-3rd-time/113382490