インド自動車市場の在庫問題: ディーラーとメーカーの数字に齟齬

ニューデリー: 自動車市場の需給不安が浮き彫りになっています。
自動車販売店を代表する団体と自動車製造メーカーが、在庫レベルを巡って対立しています。
販売店側は2ヶ月分以上の販売に相当する730,000台の在庫があると主張。
一方、メーカー側は、その半分程度、400,000〜410,000台と反論します。

販売店側は、製造業者が意図的に多くの車をディーラーに送っているとして、
組織に対して2ヶ月未満で2回抗議の声を上げています。
しかし、メーカーは、各ディーラーがそれぞれの状況によって在庫量が異なるとし、
一概には言えないと話しています。

低迷する需要に応じて供給量を調整し、在庫を減らすことを求めており、
販売チャネル全体で67〜72日分、730,000台の在庫があり、
その金額は価値換算で約730億ルピーにものぼると販売店側は試算しています。

それに対して、メーカー側は、販売店の在庫量に関する懸念を過大評価していると指摘、
ディーラーの在庫が実際には40万台前後と推定しています。
在庫問題についての異なる視点が、両者の間に緊張を生んでいるのです。
この問題が、インドの自動車業界にどのような影響をもたらすのか、注目が集まっています。

出典 : https://auto.economictimes.indiatimes.com/news/passenger-vehicle/the-curious-case-of-300000-missing-cars/112639582