インド車市場に明るい兆し: 英米貿易協定で関税率大幅カット

５月にアメリカへの英国車の輸出が、トランプ大統領の関税の影響で半数以上減少しましたが、今後は英米間の新しい貿易協定により回復が見込まれています。

イギリスの自動車貿易団体SMMTによると、新車の輸出は2024年の５月と比べて55%以上の大幅な落ち込みを示しています。トランプ大統領による自動車部門への関税が４月に導入されたことが、需要を急速に減少させ、多くのメーカーが輸出を停止せざるを得なくなったと言われています。

しかし、６月末までに発効予定の貿易協定により、英国車の輸出にかかる関税率が27.5%から10%へと引き下げられることで、この制約は短期間で解消されると期待されています。この協定により、年間10万台までの車が関税率削減の対象になります。

イギリスでは去年製造された車の約80%が輸出されており、その大部分が欧州連合（EU）へと送られています。また、英国の自動車産業は、日産自動車やジャガー・ランドローバーといった外資系ブランドによって支配されています。

一方、アメリカは、英国製の高級車であるベントレーやロールス・ロイスといったブランドにとって重要な市場です。これらのブランドはいずれもドイツの所有下にあります。

出典 : https://auto.economictimes.indiatimes.com/amp/news/industry/us-tariffs-slash-uk-car-exports-in-may-data/122105829