インド経済、2025年も安定成長を維持

インド中央銀行（RBI）の最新レポートによると、国際的な不確実性が続く中でも、インド経済は2025年5月において強固な姿勢を保っています。
産業とサービスの両セクターで、高頻度インジケーターが健全な成長を示唆しており、GST収入やデジタル決済、道路通行料などの主要指標も活発な活動を示し続けています。
特筆すべきは、GST収入が5月に2回目の2兆ルピーを超えた点で、これは強力な輸入関連GST収集によるものです。

経済成長率は、2024-25会計年度に6.5%を記録し、4四半期にはさらに上昇して7.4%に達しました。
この成長は、特に建設セクターが好調で、固定投資が9.4%増加したことが大きく寄与しています。
さらに、インフレは制御されており、5月に4か月連続で中央銀行の目標値を下回りました。これは、記録的な作物の生産量が食品価格を安定させた結果です。

サービス業のPMIが58.8%、製造業のPMIが57.6%と、共に強い成長を示しており、金融状況も成長を支える方向にあります。
利子率の引き下げにより、各部門への信用流通が改善されたほか、農村部の需要も上昇しています。
インドは引き続き外国投資の主要な目的地であり、デジタル経済セクターへのグリーンフィールド投資で世界南部国家の中で最高規模の1140億ドルを誇ります。

それでも、中期的な見通しには世界的なリスクが横たわるものの、2025年のインド経済のパフォーマンスは、強靭さを反映しています。

出典 : https://auto.economictimes.indiatimes.com/amp/news/industry/indian-economy-showed-resilience-remained-strong-in-may-despite-global-uncertainty-rbi/122093566