インドのスタートアップ、ユニコーン企業への新陳代謝

インドでは、コロナ禍を経て「資金調達の冬」が訪れ、スタートアップ界にも影響が見られますが、今年の6ヶ月でわずか5つの新しいユニコーン企業が誕生しました。2021年には、異例とも言える45のユニコーン企業が生み出された記録的な年でしたが、
2025年はその勢いが衰え、Netradyneに続き、Porter、Drools、BlueStone、Jumbotailなどがユニコーンの仲間入りをしたものの、投資家は以前のような大胆な行動を取ることは少なくなり、利益重視の厳しい経済観が台頭しています。

業界専門家は、今後AIを採用する企業や防衛、ディープテック、ヘルスケア分野が次のユニコーン企業になると予測しています。Tracxnのデータによると、2024年末までにインドには119のユニコーン企業が存在し、
DPIITが認識したスタートアップの数は、2021年から2024年の間に約1.57ラクに達しました。2022年にはペースが落ち、22の企業がユニコーンになるに留まりましたが、2023年にはさらに2社へと厳しい状況が続く中、2024年には立ち直りの兆しも見え、6社がユニコーンになりました。

この変化はスタートアップの成長ペースだけでなく、投資家の評価基準や行動にも大きな変化をもたらしているようです。

出典 : https://m.economictimes.com/tech/startups/india-mints-only-five-unicorns-so-far-investors-say-2021-style-boom-unlikely-to-return/articleshow/122184953.cms