インドの仮想通貨交換所、大規模ハッキングに見舞われる

インド最大級の仮想通貨交換所CoinDCXが大規模なサイバー攻撃を受け、内部の運営アカウントから約4400万ドル相当のデジタル資産が盗まれました。
昨年に発生したWazirXのハッキングから数えて1年以内に2回目の大きな被害が起きました。CoinDCXの共同創業者は、流動的な取引を支える内部アカウントが標的になり、複雑な手法で資産が奪われたと伝えています。

会社は迅速に対応を取り、顧客の資金に影響がないことを明らかにしました。顧客の資産はセキュアなコールドウォレットで分けて保管されていたため、この攻撃で損失を受けたのは会社のみです。CoinDCXは現在、セキュリティを高めるために内部調査を実施し、不正アクセスの原因や資産の追跡に取り組んでいます。

この事件により、インド国内での仮想通貨取引所のセキュリティ対策強化と運営の透明性向上に対する圧力が高まっています。大金が動く仮想通貨プラットフォームはハッカーから常に狙われており、影響はインド国内に留まらず世界中の仮想通貨ユーザーにも注意が必要です。

出典 : https://economictimes.indiatimes.com/tech/technology/ettech-explainer-coindcx-cyberattack-what-you-need-to-know-about-the-44-million-crypto-hack/articleshow/122797744.cms