インドのEコマース、国別フィルター導入で消費者満足度向上へ

インドの消費者省は、Eコマース企業に対して、商品の「原産国」を簡単に見分けられるようにフィルター機能をウェブサイト及びモバイルアプリに追加することを提案しました。消費者はこの新しいフィルターを用いて、好みの国の商品をすぐに選ぶことが可能になります。
現在、多くの企業は商品説明の中に原産国を表示していますが、消費者は詳細情報を一つずつ確認しなければならず、それは時間がかかります。しかし、新しい国別フィルターを追加することで、消貔者はより迅速に目当ての商品を見つけ出せるようになります。

この提案は、法定計量（包装された商品）ルール改正を議論するビデオ会議で業界関係者と共有されました。ほとんどの参加者からは合意が得られており、ただ、新機能の実現のためにはアルゴリズムの変更が必要とのことです。
一方で、スマートフォンの画面が限られているため、新しいフィルターの追加が負担になるとの声もあります。導入が決定すれば、祭りシーズン前に実装を目指すこととなりますが、業界への影響は無視できないでしょう。
ただし市場調査会社のアドバイザーは、多くの消費者がそれまで原産国を重視していなかったことから、プラットフォームへの影響は大きくないと見ています。

出典 : https://timesofindia.indiatimes.com/india/centre-suggests-country-of-origin-filter-on-e-commerce-sites/articleshow/122913751.cms