インド発、医療記録をAIで変革するHealthPlixの挑戦

インド・ベンガルールを拠点とするスタートアップ「HealthPlix」は、医師向けのAIを活用した電子医療記録(EMR)プラットフォームを通じて、医療分野のデジタル化を推進しています。
現在、1万2000人以上の医師がHealthPlixのEMRプラットフォームを用いて、患者により良い健康結果をもたらしており、16の専門分野にわたる医師たちが2,200万人以上の患者を診てきました。

HealthPlixのネットワーク内の約60-70%の医師は、地域言語でもサポートを提供することで、2次、3次都市にいます。言語バリアを減らし、医師は英語で診断を行うものの、患者はカンナダ語やテルグ語、タミル語など地元の言語で処方箋を受け取ることが可能です。

最近の資金調達ラウンドでは、HealthPlix TechnologiesがSeries Cで2200万ドルを調達しました。このラウンドはAvataar Venture Partnersが主導し、SIG Venture CapitalやLightspeed Venture Partners、JSW Ventures、Kalaari Capital、Chiratae Venturesなどが参加しています。

同社は既にテクノロジースタックの構築にOpen AIを用いており、インド国内の様々なプレイヤーと協力し、インドのモデルを使い始めています。HealthPlixは「医師を第一に考える」アプローチを採用し、14の言語でのローカライゼーション、迅速な処方箋作成、使いやすいデザイン、臨床判断サポート、ドクターの業務完全デジタル化を医師に提供しており、信頼されるEMRプラットフォームとして370都市の医師ネットワークを持っています。また、米国およびUAE市場への進出も計画しており、デジタル化を推し進めるインド起業家の未来は明るく、注目すべき動きとなっています。

出典 : https://www.entrepreneur.com/en-in/news-and-trends/healthplix-in-expansion-mode-to-enter-the-us-uae-markets/495105