インド自動車業界の新たな動き：マルチ・スズキの安全性と輸出の強化

インドの自動車メーカー、マルチ・スズキが自社の車種に安全性のアップデートを実施しました。フロンクスというモデルでは、全バリアントに標準装備として6つのエアバッグを提供すると発表。これにより、価格はわずかに上昇しましたが、これによりXL6、バレーノ、エルティガといった他のモデルも同様の安全性向上策を受けることになりました。

フロンクスは2023年に登場したコンパクトSUVで、バレーノと同じプラットフォームを使用し、2種類のガソリンエンジンを搭載。手動および自動変速機を選択できます。このアップデートは単なる安全性の向上に留まらず、安全を重視するユーザーにとって魅力的な選択肢となっています。

また、輸出に関しては、フロンクスがインド製モデルとして最も早く10万台を超える輸出を達成しました。これは2023年の発表からわずか25ヶ月での成果です。特に、ラテンアメリカ、中東、アフリカ地域での市場での存在感は顕著です。

この輸出によってマルチ・スズキは、2025-26年には全旅客車輸出の47％を占める96,000台以上を海外へ送り出し、インドからの乗用車としては最も輸出された車種となりました。これは、南アフリカ、日本、サウジアラビアなど、ほぼ100か国に17のモデルを輸出するマルチ・スズキの国際的な成長戦略の一環と言えるでしょう。

出典 : https://auto.hindustantimes.com/auto/cars/maruti-suzuki-fronx-gets-6-airbags-as-standard-41753845275003.html