インド・テランガナ州のスタートアップ支援、透明性と偏りの課題

ハイデラバードにあるテランガナ州がテックハブとして知られている一方で、スタートアップ・インディアの下で始動したファンド・オブ・ファンズ（FFS）計画による資金調達に成功したのは州内のわずか37社のスタートアップです。
それらのスタートアップは合計で600クロールピーをオルタナティブ・インベストメント・ファンズ（AIF）を通じて受け取りました。
これは、カルナータカ州が396社で7,348クロールピー、マハラシュトラ州が5,606クロールピー、デリーが3,689クロールピーというトップの州に比べてかなり低い数値です。
インド全体では、1,282のスタートアップがAIFを通じて合計23,679クロールピーの資金を受け取っています。

CIEの最高運営責任者、ラメーシュ・ロガナサンは、資金調達プロセスに透明性が無く、特定の都市への偏りがあると指摘しました。
“投資を受けるのは容易ではなく、明らかな都市への偏りや強固なスタートアップエコシステムの欠如があります”と彼は語りました。

その上で、多くのスタートアップは品質基準を満たしていないこと、また、トップレベルのスタートアップでさえもより良いエコシステムを求めてベンガルールや他のハブ都市へ移転する傾向にあることを追加しました。

ハイデラバードのスタートアップ創業者たちも、プロセスの長さや可視性の欠如に同様の懸念を示しています。
特にスマートファーマの創業者は、資金調達のプロセスが長く不確実であるため、スタートアップ・インディアの計画への応募を行っていないと述べています。
これらの問題は、テランガナ州が国内の先進的なイノベーション・ハブと競合するためには、地元のスタートアップエコシステムを強化する必要があることを示しています。

出典 : https://timesofindia.indiatimes.com/city/hyderabad/thin-ecosystem-low-visibility-keep-telangana-startups-away-from-big-funding/articleshow/123004452.cms