インドの金融テック「Paytm」、完全インド資本への転換とその影響

インドのフィンテック企業「Paytm」が大きな変革を遂げました。創業者のヴィジャイ・シェカール・シャルマが2015年のインタビューで「我々はマルチと同じくらいインドのものだ」と語っていた通りに、中国のアリペイ運営会社「Antfin」が所有していた5.84%の株式を約3803 Crルピーで売却し、
Paytmは完全にインド資本の企業となりました。これにより、中国資本の影響がなくなり、より国内外の機関投資家に支えられる形となりました。

また、Antfinの撤退に続き、多くの早期の投資家も同社から撤退しましたが、Elevation Capitalがまだ15.4%の株を保持しています。この変化は、シャルマ氏が重視してきたインド重視の革新的アプローチに根ざしていると言われています。

Paytmは、2025年6月には過去最高の利益を記録し、収益は前年比28%増の1918 Crルピー、純利益は123 Crルピーとなりました。さらに、インド以外でもUPI支払い機能を提供し始めており、インド人ユーザーにとっての国際決済経験を向上させています。

出典 : https://m.economictimes.com/industry/banking/finance/as-desi-as-tata-and-maruti-paytm-is-100-indian-after-jack-mas-ant-fin-exits-fintech/articleshow/123136625.cms