インドの移動サービス大手Ola、変革の兆し

Ola Consumer（旧Ola Cabs）が、新たなビジネス展開を行う中、全世界のビジネス責任者（CBO）として活動していたSidharth Shakdher氏が、独自の道を追求するため、辞任しました。彼はスタートアップから数週間内に退職する予定です。Shakdher氏は、インド国内の収益、成長、そして国際市場でのキャブ事業を管理してきましたが、彼の後任については、間もなく発表されるとのことです。

一方、Ola Consumerの親会社であるANI Technologiesの運営収益は、2023年度に前年比42%増の2,779.3Crインドルピーを記録しました。その一方で、損失は772.3Crインドルピーに半減しています。

このニュースは、Ola Cabsのブランド名がOla Consumerに変更し、新しい消費者サービスを提供すると発表されてから1ヶ月弱の時点で起こりました。これまでディズニー+Hotstarで最高マーケティング責任者（CMO）を務め、また、Amazonでマーケティングおよび成長の責任者を務めた経験を持つShakdher氏を失うことは、Ola Consumerにとっても大きな変化となるでしょう。

同社はライドシェアリングサービス「Ola Share」の再開や、ユーザーの利用頻度に応じたロイヤルティプログラム「Ola Coin」の導入を通じて、消費者サービスの充実を図っています。UberやBluSmart、Rapidoなどの競合他社と激しく争っているインドのライドヘイリング市場で、Ola Consumerがこれからどのような動きを見せるのか、これからが非常に注目されます。

出典 : https://inc42.com/buzz/exclusive-ola-consumers-cbo-sidharth-shakdher-quits/