インドのスタートアップ「FermionIC Design」が進める次世代通信市場への挑戦

インドの半導体市場は2023年現在33 Bnドルから急成長し、2030年には150 Bnドルに到達すると見込まれています。
その波に乗り、FermionIC Designというスタートアップが、高速通信分野への新たな一歩を踏み出しました。
同社は、インド政府の支援を受けながら、防衛や衛星通信をはじめとする分野での先進的な技術開発に注力しています。

特に注目されているのは、データ転送速度を向上させるSERDES IPや、多くのデバイスと同時に通信する能力を高めるハイブリッドビームフォーマーICなどの技術です。
これらは、5Gやレーダーシステムなど新しいテクノロジーに欠かせないものとされています。

FermionIC Designは創業者のGautam Kumar SinghとPrasun Kali Bhattacharyyaによって2020年6月に設立されましたが、すでに2.5 Mnドルを投資ラウンドで調達し、さらに6 Mnドルの資金調達を目指しています。
この資金を使い、インド及び海外市場における製品開発を拡大していく計画です。

このスタートアップは、インド政府のSemicon India Future Design DLI計画に選出されるなど、期待されており、今後の動向が注目されます。

出典 : https://inc42.com/buzz/fabless-semiconductor-startup-fermionic-design-nets-6-mn-from-ashish-kacholia-associates/