インド国産戦闘機テジャスMk1A、引き渡し遅延の中、空軍強化への影響は？

インド空軍は、国産の先進戦闘機テジャスMk1Aを2026年3月に初めて受領する予定です。これは、最初の生産モデルが初飛行に成功してから2年の遅れとなります。遅延の主な原因は、米国からのF404エンジンの配送遅延や、武器統合の試験の遅れによる供給チェーンの問題です。

このプロジェクトは、エンジンの供給不足により苦慮しており、特にGeneral Electric (GE) Aerospace社からのF404-IN20エンジンの供給が課題となっています。GEは生産ラインの再開に大きなチャレンジを抱えており、エンジンの出荷は2023年の予定から2025年にずれ込んでいます。

テジャスMk1Aは、従来のテジャスから大幅に改良され、新しいAESAレーダーや電子戦システムの搭載、さらに空対空および地上攻撃ミッション用の精密誘導武器の射程が拡大しています。インド・ヒンドスタン航空機有限公司（HAL）の会長とマネージングディレクターであるD.K. Sunil氏は、2026年3月の会計年度末までに少なくとも6機のテジャスMk1Aを空軍に納入する計画です。

また、インド空軍は、現在30飛行隊の戦力で運用中ですが、承認済みの要件は42飛行隊です。老朽化が進むMiG-21の置き換えを図る国防戦略として、83機のテジャスMk1A購入契約は2021年に署名され48,000 Crルピーの価値がある一方、追加的な97機の注文は約67,000 Crルピーが投じられ、2027-28年からの納入が予定されています。

出典 : https://defence.in/threads/iafs-first-tejas-mk1a-batch-now-expected-in-march-2026-amid-f404-engine-delay-marking-a-two-year-delay-since-first-flight.15839/