ゾマト創業者が去る、インド食品テック大手の新たな船出

インドの食品配達サービス大手ゾマトの共同創業者であるアクリティ・チョプラ氏が、2024年9月27日をもって退職することが明らかになりました。
チョプラ氏は、会社の上場準備中の2021年に共同創業者に昇格しましたが、2011年に財務および運営のシニアマネージャーとしてゾマトに参加して以降、重要な役割を果たし、2019年には最高財務責任者（CFO）に就任しています。
また、奇しくもチョプラ氏は、ゾマトが2022年に買収したクイックコマース企業「Blinkit」の共同創業者兼CEOであるアルビンダー・ディンドサ氏の妻でもあります。
ゾマトは2008年にディープインダー・ゴヤル氏とパンカジ・チャダ氏によって設立され、食品配達、クイックコマース、B2B供給、外食ビジネスといった複数の事業を展開しています。
チャダ氏が2018年に退社した後、3人の経営陣が共同創業者に昇格しましたが、それぞれ2021年、2023年、2022年に退職しています。
今回のチョプラ氏の退社により、ゴヤル氏が唯一の創業者として残ることになります。
会社の株価は好調を維持しており、2024年6月期には前年同期比で純利益が大幅に増加し、営業収益も74%アップしています。
この動向は、ゾマトにとって新しい展開を迎える重要な瞬間と言えるでしょう。

出典 : https://inc42.com/buzz/zomato-cofounder-cpo-akriti-chopra-quits/