インド発のフィンテック革命：ソフトバンク支援のJuspayが初の黒字化

ソフトバンクの支援を受けるフィンテックスタートアップのJuspayが、2025年度に62 Crルピーの純利益を報告し、創業以来初めて黒字に転じました。前年度は97 Crルピーの純損失を出しており、ここ1年で急速な成長を遂げた証といえるでしょう。

ベンガルールを拠点とする同社は、年間の純収益も前年の347 Crルピーから514 Crルピーへと48％増加しました。特にJuspayは、1日あたり約3億件の取引と、年間1兆ドルの総支払い金額を処理しており、UPI取引の拡大と大手商人の獲得に力を入れています。

Juspayは現在、Google PayやSuper.moneyなど約20の第三者UPI支払いアプリを支えています。さらに、HSBCなどのグローバル銀行とも提携して、インドやその他地域の商人のための支払いサービスを支援しています。

最近では、PhonePe、Razorpay、Cashfreeなどの大手支払いアグリゲータとの確執にも見舞われましたが、これが事業への影響を及ぼすことはなく、商人との関係をさらに強化する結果となりました。Juspayは、2024年2月にインド準備銀行から支払いアグリゲーターとしてのライセンスを取得していることも、同社の信頼性を裏付けています。

その成功は、総合的な市場への進出に関する野心にもつながっており、創業者のSheetal Lalwani氏は「インドから世界的な支払い企業を作り上げることが究極の目標です」と述べています。

出典 : https://m.economictimes.com/tech/startups/juspay-turns-profitable-posts-rs-62-crore-net-profit-revenue-rises-to-rs-514-crore/articleshow/125254516.cms