インドの注目スタートアップ、市場適合せず事業終了へ

インド・ベンガルールを拠点とするToplyneは、プロダクト主導の企業向けセールスソフトウェア提供者として、Tiger Globalの支援を受けていましたが、製品市場の適合に失敗したために事業の終了を発表しました。
創業者のルチン・クルカルニ氏は、「Toplyneを立ち上げて3年半、規模拡大と製品市場適合を目指しましたが、残念ながら成功には至りませんでした」と述べ、投資家には資本を返還する意向を表明しています。

同社は2022年5月にTiger GlobalやPeak XV Partners（当時はSequoia Capital India）の主導で、1,500万ドルの資金調達ラウンドを実施し、総額1,750万ドルを調達していました。その他の投資家には、Freshworks創業者のギリッシュ・マトルブーサムやEka Software創業者のマナブ・ガルグが設立したTogether Fund、Unacademy創業者のガウラブ・ムンジャル、Razorpay創業者のハルシル・マトゥルとサシャンク・クマール、Cred創業者のクナル・シャーなどが名を連ねていました。
創設から間もない2021年6月にクルカルニ氏、リシェン・カプール氏、ロヒト・カンナ氏によって設立されたToplyneは、プロダクトの使用状況データを分析して、有料購読に転換する可能性が高いユーザーやアカウントを特定することに特化していましたが、カンナ氏は今年3月にスタートアップを去っています。
同社の次の焦点は、チームメンバーの新たな機会を見つけ、顧客に円滑な移行を支援することにあります。
Toplyneは、近月に事業を終了したスタートアップの中で最新の例です。インシュアテックのKenko Health、スキルアップと求人プラットフォームのBluelearn、ソーシャルメディアアプリKooなどが挙げられます。

出典 : https://economictimes.indiatimes.com/tech/startups/tiger-global-backed-toplyne-shuts-shop-on-inability-to-achieve-product-market-mix/articleshow/114152375.cms