インドのエドテック大手Upgrad、経営体制変更と国際展開への野望

エドテック企業のユニコーン、Upgradの共同創業者であるマヤンク・クマール氏が、新たなベンチャーを立ち上げるために経営からの一線を退きました。クマール氏は、技術が豊かなインド労働力を海外、特にヘルスケア分野に配置することに特化した新しいスタートアップへと投資家に売り込んでいます。一方で、Upgradの創業者兼チェアマンであるロニー・スクリュヴァラ氏が、より積極的な役割を引き受けるとされています。
現在、同社は従来の投資家から25億ドルの評価額で5000万～6000万ドルを調達する最終段階にあるとのことです。クマール氏とスクリュヴァラ氏はこの組織再編について確認しており、クマール氏は8%の株式を保有し続けることを強調しました。

また、インド国内でのIPOを視野に入れつつ、公開市場の投資家にアピールするために、スクリュヴァラ氏のより深い関与が計画されています。エドテック業界では、特にByju’sの不安定さや高等教育空間の全体的なリセットにより、大きな変動が起きている中で、Upgradは安定した成長をみせており、最新の四半期では25.54%の増収を達成しています。
このような背景の中で、同社がIPOへ向けてさらなる成長を追求しており、公開を控え企業評価を再考する投資家も増加している市場で、Upgradの今後の動向に注目が集まっています。

出典 : https://economictimes.indiatimes.com/tech/startups/upgrad-cofounder-mayank-kumar-steps-down-edtech-close-to-securing-50-60-million-funding/articleshow/114259032.cms