インドのOTTサービス規制強化か？TRAIが模索する新たな課題

インドの通信分野で、一つの動きがありました。通信業界団体・Cellular Operators Association of India（COAI）が、OTTメッセージングアプリの新サービス認可フレームワークからの除外を懸念した数週間後、この問題が再び表面化しています。特に、WhatsAppやTelegram、SignalなどのOTTプラットフォームに対する、セキュリティに関する懸念が取り沙汰されています。法執行機関と通信事業者からの旗印のもと、これらのプラットフォームが構造的な規制の対象となる可能性があると、TRAI（Telecom Regulatory Authority of India）のAnil Kumar Lahoti会長は、India Mobile Congress 2024の場で述べています。

DoT（Department of Telecommunications）とTRAIは、OTTプラットフォーム上でのスパムやオンライン詐欺の対策に限定的な成功しかおさめていませんが、これらのサービスが消費者やビジネスに利益をもたらしていることを認めつつも、規制対象とすべきだとの声が上がっています。OTTコミュニケーションサービスは、Telecom Act, 2023の適用範囲外ですが、TRAIはオープンハウスディスカッションを介してこれらのサービスを覆う枠組みを策定する計画を示しています。

出典 : https://inc42.com/buzz/trai-calls-for-structured-regulation-of-otts/