インドのクイックコマースプラットフォーム「Blinkit」、Amazon風のセラー戦略への布石

インドのクイックコマースプラットフォーム「Blinkit」が、「Blinkit Seller Hub」という新機能を導入しました。これにより、ブランドは自ら商品をリストし、販売開始が可能となります。
これは仲介業者を介さずに直接行える「セルフサーブ」式で、同プラットフォームを利用したより直接的な販売促進が図れるようになります。
技術責任者のサジャル・グプタ氏によれば、すでに200以上のブランドがSeller Hubを活用し、更なるブランドへの展開を計画しており、法的な検証を経た後に利用範囲を広げる予定です。

さらに、インドの大都市であるデリーNCR、ムンバイ、バンガロール、ハイデラバード、プネで衣類や靴など特定のカテゴリーに返品サービスも開始しています。
また、事業者がクイックコマースプラットフォーム上で商品やサービスの税金を払う際にGSTIN（税品目番号）を追加できる機能も導入しました。

この取り組みは親会社であるZomatoの成長促進に大きく寄与しており、クイックコマース部門の収益は、2024年度第2四半期に前年同期の505 Crルピーから1156 Crルピーへと2倍以上に増加しました。
会社は今後に向けて、暗闇店舗（物流倉庫の一種）の数を2026年度末までに2,000店舗に増やす計画をしています。

出典 : https://inc42.com/buzz/blinkit-launches-seller-hub-to-help-brands-list-on-the-platform/