インドのフィンテック企業Navi Finserv、規制強化の中での大胆な撤退

インドのノンバンク金融会社 (NBFC) であるNavi Finservが、100Crルピーの債券発行計画を突如として取りやめました。この決定は、その数日前にインド準備銀行（RBI）が、マイクロローンの利用者に対して法外な利息を請求しているとして、Naviを含む4社のNBFCの新規融資を禁止したことを受けてのことです。

Navi Finservは、2年と3ヶ月の債券を発行して100Crルピーを調達する計画でしたが、同社の金融部門のトップであるShobhit Agarwalは、十分な流動性があるため「外部資金を直ちに必要としていない」と述べています。

RBIは、これらの会社に対する行動が、平均貸付金利及び資金コストに対する利差が高すぎると考えたためであり、規制基準に違反しているとしました。この動きは、Navi Finservの親会社であるNavi Technologiesが初の公開株式販売（IPO）を計画している重要な時期に行われました。

さらに、Navi Finservは、UPI決済において約8900万件の取引を行い、Amazon Payを上回ってインドで6番目に大きいプレーヤーになったとも報じられています。こうしたプレーヤーの動向を見ると、規制や市場の変動に迅速に対応するインドの金融業界の変貌が窺えます。

出典 : https://inc42.com/buzz/navi-calls-off-inr-100-cr-bond-sale-after-rbi-crackdown/