ドイツ自動車業界、より強い気候目標をEUに求める

ドイツの自動車業界団体VDAは、2045年までに交通部門を気候中立化する目標を達成するためには、EUの指針を超えた取り組みが必要だと述べました。
水曜日の声明で、VDAは昨年末に採択されたEUの再生可能エネルギー指令(REDD III)が十分に野心的でないと指摘しています。「政策決定者は、再生可能エネルギー源の増強へのインセンティブを設定し、投資を保証及び促進する責任がある」とVDAのミュラー会長は述べています。

また、ドイツ自動車産業は、バイオ燃料や電気燃料などのCO2中立燃料が十分な量で市場に出回り、2030年までに1500万台の電気自動車を目標としていますが、その際にまだ街中を走る4000万台の内燃機関車両も動かせるようにしたいと考えています。
VDAは2030年の目標が化石燃料由来の排出量に対する少なくとも29%の割合の再生可能エネルギーもしくは14.5%の温室効果ガス削減と定められており、鉱物油産業が気候に優しい燃料の生産に投資する十分なインセンティブにはならないことを懸念しています。
ドイツはすでにより高い削減率の25%を目指していますが、VDAは35%が必要だと信じており、バイオ燃料と合成燃料の割合を5.5%、そのうちの合成燃料は最低1%にしていますが、VDAは5%を少なくとも求めています。
さらに、VDAは温室効果ガス排出量を2035年までに60%、2040年に90%、2045年には100%削減する中間目標の設定も求めており、「気候保護を考慮に入れれば、2045年からはドイツのガソリンスタンドで化石燃料が販売されるべきではない」と団体は付け加えています。

出典 : https://auto.economictimes.indiatimes.com/news/industry/germanys-auto-industry-calls-for-stricter-climate-targets-for-fuel-suppliers/112699561