インドのPaytm、AIと新戦略で未来の利益実現を目指す

Paytmは、マーチャントローン事業の改革とクロスセリング、AIを駆使した効率化により、収益性を高めている模様です。創業者のヴィジェイ・シェーカル・シャルマCEOとCFOのマドゥール・デオラは、事業の強化を通じて収益性を持続させるプランについて話しています。特に、25年度第2四半期の純利益が、チケット事業をゾマトに売却した一時的な利益によるものであることが明かされています。

Paytmのパフォーマンスには、デフォルトローン保証（DLG）モデルの導入が重要な役割を果たしています。これは、Paytmが銀行やNBFCの貸し出しパートナーに対し、特定の割合まで貸出しポートフォリオのデフォルトによる損失を補償するというものです。2024年8月からパートナーとの間でこのモデルを始動し、すでに225 Crルピーの予備費を確保しています。

引き続き、Paytm Moneyや保険商品を通じたクロスセリング戦略も推進しており、6.0 Lakh以上の顧客が金融サービスを利用しています。さらに、Paytm Soundboxの広告サービスを活用してリスニング広告の収益を狙うなど、新たな取り組みも行われています。

AIを利用したコスト削減も重要で、顧客サポートの人件費を過去10ヶ月で60%削減するなどの成果が報告されています。次の四半期では、無効化された端末の再配置や新規商人の開拓により、活動的な商人ベースと収入の増大を計画しているとのことです。Paytmは新たな戦略と効率性の向上により、明るい未来を見据えています。

出典 : https://inc42.com/buzz/paytms-four-step-plan-to-revive-its-revenue-machine/