インドのフィンテックユニコーン「Razorpay」の躍進

インドのベンガルールに本拠を置くスタートアップであるRazorpayが、2024年3月期に終わる会計年度で、9%の年間成長率を示し、営業収入が2,501 Crルピーを記録しました。前年度からの堅実な成長を見せています。
特に、同社の主力サービスである決済ゲートウェイからの手数料収入が、前年比24%増の2,068 Crルピーに上りました。また、税引き後利益（PAT）は前年の7 Crルピーから34 Crルピーへと大幅に増加し、約4.85倍にまで成長しました。
Razorpayの総経費は7%増の2,454 Crルピーに達し、従業員経費が25%を占める611 Crルピーとなりました。これは人員増加と従業員への支払い増加によるものです。
このスタートアップはFY24年に40の新製品を導入し、インドのデジタル決済市場でのリーダーシップを確立しています。Razorpayは、Shashank KumarとHarshil Mathurによって2014年に創立され、これまでにGICやTiger Global、Lightspeed Venturesなどの著名な投資家たちから740 Mnドル以上を調達しています。
今年に入り、同社はオフライン支払い部門Razorpay POSを通じて、オフライン小売店の決済時間短縮を目指す新たな支払いソリューション「Q-Zap」を発表しました。また、UPI取引の失敗時に即時返金を実現するサービスを始め、支払い端末の普及を後押ししています。

出典 : https://inc42.com/buzz/razorpay-logs-4-85x-increase-in-pat-revenue-up-by-9/