インドEV市場に影を落とす中国の繋がり

インドで電気自動車(EV)製造の拡大を目指していたMGモーターですが、中国との繋がりが原因で計画に暗雲が立ち込めています。
インド政府の生産連動型インセンティブ（PLI）スキームを利用して展開を試みているものの、その外国からの投資審査は当局間委員会によって保留されている状態です。
この委員会は、政府の「Press Note 3」の指針に沿って外国直接投資（FDI）の提案を検討する責務があり、特に中国系企業からの提案を自動的に承認するのではなく、綿密な審査が行われています。

2020年に始まったCovid-19のロックダウン期間中に導入されたPress Note 3により、中国を含む陸続きの国からの持分がかなりある企業は自動承認が取り下げられました。
その結果、SAICという中国の大企業の子会社であるMGは、JSWグループとの共同事業を通じて、インドでの運営拡大に際しての課題に直面しています。
JSWグループは新しいパートナーとして35％の持株をシンガポールを通じて取得し、その後のPLI適用のための改訂申請が行われました。

中国側がインド子会社の株式を一部売却し、資金調達に臨んでいるこの動きは、今やインド人の持分が過半数を占める新しい経営体が誕生し、政府の規制緩和やPLI利益の取得を求めています。
この変更により新たな経営体は、EVの高額な製造コストを和らげるため、そして新型のグリーンカーをよりリーズナブルに提供するために、PLIの恩恵を得られるよう政府に働きかけているわけです。

出典 : https://auto.economictimes.indiatimes.com/news/passenger-vehicle/mgs-china-connection-prompts-scrutiny-for-pli-benefit-for-ev-manufacturing/114769991