インド食品配達サービス大手Swiggy、想定外のシステムダウンとIPOへの道

インドのフードテック大手Swiggyが、市場デビューを控えた重要な時期にシステムの大規模な機能停止を経験しました。10月29日の夜遅くに発生したこの機能停止により、多くのユーザーがサービスにアクセスできなくなりました。
Swiggyアプリは、「一時的に利用できない」と告知し、「すぐに戻ります」と伝えていました。約1時間後、10月30日の深夜0時15分にはアプリの機能が復旧し、注文を受け付けている状況です。

配達員の間では「注文のスキャン」や支払いの受け入れに問題があったと報告され、ソーシャルメディア上では注文の遅延に不満を持つ声が上がっていました。一方で、Swiggyは公式な声明をまだ発表しておらず、機能停止の原因は不明のままです。

このシステムダウンが起きたのは、Swiggyが証券取引委員会にIPOを申請し、11月6日から8日まで株式公開募集を行うと発表した直後でした。IPOでは新たに株式を44.99 Crルピー分発行し、さらに最大17.5 Crルピーの株式を売却する予定です。価格帯は公表されていませんが、最上位でIPO規模は11300 Crルピー以上にのぼると見られています。

財務面では、Swiggyの2023-24年度の純損失は2350 Crルピーで、前年度の4179.3 Crルピーから改善しています。さらに運営収益は前年比36%増の11247.3 Crルピーに上昇しており、IPOを控えたSwiggyにとって今後の展開が注目されています。

出典 : https://inc42.com/buzz/swiggy-instamart-glitches-a-week-before-going-public/