インド初の民間ロケット開発企業、売上増でも赤字拡大

テマセック支援のSkyroot Aerospaceは、経費増加による赤字の拡大にもかかわらず、2024年度に約2倍の売上増を報告しました。
ハイデラバードに拠点を置くこの企業は、29クロールピーの売上を上げたものの、その全てが利息収入からのものです。これは、前年度の14.6クロールピーから99.4%増加したものです。
Skyroot Aerospaceは、技術とインフラストラクチャへの投資を続け、継続的な赤字の原因となる研究開発費に多額を割いています。
たとえば、2023年度には約40ラクルピーの営業収入と48.2クロールピーの純損失を報告しており、Vikram-1などのプロジェクトを通じて、ローンチサービスの商業化に向けて準備を進めています。
2024年度には15%増加し、55.5クロールピーの赤字が記録されました。経費は34.5%増加し、84.5クロールピーに達しています。
しかし、従業員福利厚生に対する支出は、企業最大の経費でありながら、65%減少して26.9クロールピーとなりました。
創業者であるパワン・クマー・チャンダナとナガ・バラート・ダカが2018年に立ち上げたSkyroot Aerospaceは、2022年に南アジア初の私企業開発ロケットを打ち上げました。
この企業が開発中のVikram-1は、衛星を地球の軌道に配置することを目的としており、年末までに打ち上げることを目指しています。
Skyrootはこれまでに、8回の資金調達ラウンドで合計$99.8ミリオンを調達しており、最新の資金調達では、2023年10月にシンガポール政府所有のVC、テマセック主導のプリシリーズCで$27.5ミリオンを確保しました。
先週、インド政府はIN-SPACeの元でスペーステックセクターに100億ルピーのベンチャーキャピタルファンドを設立することを承認しました。

出典 : https://yourstory.com/2024/10/temasek-backed-spacetech-skyroot-2x-revenue-growth-fy24