インドのEV市場を牽引するスタートアップ、Vecmoconの急成長

インドの電気自動車（EV）コンポーネント製造企業Vecmoconが、Ecosystem Integrity Fund（EIF）主導で1000万ドルを調達しました。この資金調達ラウンドには、既存の投資家Blume Venturesや、British International Investment（BII）も参加しています。Vecmoconは、この資金を使って、電動二輪車や三輪車、軽商用車（LCV）、バスなどさまざまな市場セグメントへの展開を図ります。

創業者のPeeyush Asati氏は、新しいバッテリーの化学技術が登場する中で製品開発の深化を計画しており、R&Dに投資し、より大きなOEMとの連携も視野に入れています。インド工科大学デリー校でインキュベートされたこのスタートアップは、安全に関わるEVコンポーネント、例えばバッテリーマネジメントシステム（BMS）、EV充電器、車両情報モジュール（VIM）、セキュアなファームウェアのオーバーザエア（FOTA）ソリューションなどを専門としています。

同社は、インドだけでなくスリランカを含む国際市場への拡大も目指しており、東南アジアとアフリカの市場を探求しています。過去には2022年にTiger GlobalとBlume Venturesから520万ドルの資金調達を行っています。投資家からは、市場ニーズに迅速に対応するVecmoconの機敏性や、主要な産業パートナーシップを通じた素早い拡大が高く評価されています。

出典 : https://economictimes.indiatimes.com/tech/funding/ev-parts-maker-vecmocon-raises-10-million-in-round-led-by-ecosystem-integrity-fund/articleshow/115336664.cms