インドのEVスタートアップ「Bounce Infinity」、変革を続ける電動二輪車市場での成長戦略

インドのEV市場において、Bounce Infinityという電動二輪車メーカーが注目されています。元は高級バイクレンタル会社として始まり、2014年からHarley DavidsonやDucatiなど様々なブランドのバイクを提供していました。しかし、経営戦略を転換し2016年にはスクーターレンタルサービスに、2018年にはドックレスバイクシェアリングモデルに移行し、電動二輪車エコシステムへと進出しました。新型コロナウイルスの影響で都市移動が停滞した中でも、2021年に電動二輪車市場へ参入し、FY23までにはその純損失を大幅に削減しています。

会社はFY24の結果はまだ公表していませんが、共同創業者兼CEOのVivekananda Hallekere氏によると、FY25には100クロールピーの収益を目指しているとのことです。また、Bounce Infinityはビジネスモデルとして、個人向け消費者（B2C）市場だけでなく、急成長するeコマースやクイックコマース市場向けのビジネス対ビジネス（B2B）サービスを重視しています。彼らは特にギグワーカー需要に焦点を当てた電動スクーターのリースソリューションを開発し、ライダーが自己所有することなく働ける環境を整備しています。

同社のスクーターはバッテリー交換システムに対応しており、インドで成長を遂げるバッテリー交換エコシステムに適応しています。さらに海外展開にも積極的で、フィリピンやアフリカ、ミドルイーストなどの市場での販売も行っており、その戦略には今後ますます力を入れていくとしています。Bounceは現在、持続可能な利益を生み出し、将来の上場を視野に入れながら、事業規模の拡大に努めています。

出典 : https://yourstory.com/2024/11/bounce-turns-ebit-positive-september-b2b