インド農業テクノロジー、驚異の成長潜在力

インドの農業テクノロジー(アグリテック)の市場は、テクノロジーのギャップを埋める革新の場として、顕著な成長可能性を秘めています。

AIなどの先端技術を取り入れ、革新的なビジネスモデルを開発している「ソニコーン」19社と「ミニコーン」40社がこれを支えていると、インド準備銀行の最新報告では指摘されています。

ただ1社のユニコーン企業が存在するものの、ソニコーンやミニコーンの合計数は、それぞれ19社と40社に上ると報告書は述べています。

これらのスタートアップは、政府の資金援助や研究開発、さらにデジタルインフラとしての州のサポートから恩恵を受けています。

2019年の投資額が3億7千万ドルから、2021年には12億5千万ドルへと大幅に増加したことが、インドのアグリテック企業が示す投資家の関心の高まりを物語っています。

しかし、世界的な流れを反映して、その後の投資家の興味は落ち着いています。

インド中央政府は、起業家精神とイノベーションを推進する取り組みを通じて、「デジタルインディア」や「メイクインディア」、スタートアップ基金やアクセラレーター、インキュベーションの支援など、アグリテックの主流化を促しています。

これらのスタートアップはIoT（インターネットオブシングス）やAI（人工知能）、ブロックチェーンなどの新技術を利用していますが、資金の不足や土地の細分化、利益達成までの時間が長いことが成長を阻んでいる主な要因であると、報告書は指摘しています。

出典 : https://economictimes.indiatimes.com/tech/startups/19-agritech-soonicorns-40-minicorns-embracing-emerging-tech-for-biz-growth-rbi/articleshow/115625719.cms