インド発、IoT向けAI・MLチップ開発のNetrasemiが10Crルピー資金調達

インドのセミコンダクター新興企業Netrasemiは、IoTアプリケーション向けのシステムオンチップ（SOC）開発を行っています。最近、NetrasemiはプレシリーズAラウンドでユニコーンインディアベンチャーズから10Crルピーの資金を調達しました。
この資金は、2つの機械学習（ML）チップの製造に使用される予定です。Netrasemiは、エッジコンピューティングアプリケーションで使用するAIとMLのSoCやリファレンスデザインを、100以上のユースケースに向けて開発しています。
これらの製品は、データをサーバーやクラウドに送信せずにAIベースの分析を行う能力を持っています。同社は、医療機器や通信、産業分野のオリジナル機器メーカーと連携しています。

Netrasemiのチップは、監視カメラ、スマートセンサー、スマートインフラストラクチャ、機械ビジョン、ロボティクス、ドローン、自動運転車など、多岐にわたるセグメントに対応します。プライバシーの懸念やスマートシティの取り組みにより、セキュリティカメラの需要が高まっている中、Netrasemiはこの市場をターゲットにしています。

2020年に創業されたNetrasemiは、チップ設計の提供やパートナーへの技術移植を通じて利益を出し始めており、2027会計年度にはチップの大量生産を予定しています。共同創業者のJyothis Indirabhai氏は、インド初のAI/ML SoCとして、知能を持った端末機器に革新をもたらすことを目指しています。

出典 : https://cio.economictimes.indiatimes.com/news/investments/chip-startup-netrasemi-bags-10-crore-funding/116189183