インドのAI未来を担う――IITに無償提供されるAIインフラストラクチャ

AIスタートアップのKrutrimは、インド工科大学（IIT）の教員および学生に対し、同社が提供するAIコンピューティング基盤へのフルアクセスを提供します。
インフラ利用のための10,000ルピーのクレジットを、12ヶ月間有効で一度だけ利用できるようになります。Krutrimの創業者であるバビッシュ・アガルワルは、「このイニシアティブをIIT全域で展開することにより、クラウドクレジットの提供を超えた投資をインドのデジタル未来に対して行っています。
我々の目的は、インドのイノベーターたちが我が国の独自の課題を解決するために彼らが必要とするツールやリソースをもって解決策を構築できるように力を与えることです。これにより、優れた才能を育成し、インドがグローバルなAIハブへと成長する道を支えることに貢献します」と述べています。
さらに、ディワリ2025年までに利用可能な100クロールピーの無料クラウドサービスも提供すると発表しています。

AIブームは利益をもたらしていますが、開発者コミュニティはクラウドサービスの高騰という課題に直面しており、複雑なAIモデルは大量のデータ処理を伴うため、大きな出費となっています。Krutrimはまた、インドの開発者たちに必要とされるアプリケーションに対応する50以上の新しいサービスセンターをクラウド上にアナウンスし、2028年までにデータセンターの容量を1ギガワットに増強する過程にあります。
2023年にアガルワルによって創業されたKrutrimは、Ola GroupのAI部門であり、ライドシェアリングプラットフォームのOla Consumerや公開企業の電気自動車メーカーのOla Electricもその傘下に収めています。

今年早く、Krutrimは10億ドルの評価額で5000万ドルを調達し、インド初のAIユニコーン企業となりました。

出典 : https://yourstory.com/2024/12/bhavish-aggarwal-krutrim-free-cloud-service-iit-ai-computing-infra