インド政府、電動車産業拡大支援へ─バッテリー部品製造に向けた奨励策検討

インドの電動車産業の拡大に伴い、政府はエネルギー貯蔵需要への応えとして、バッテリー部品の製造に対するインセンティブの提供を検討しています。
このたび経済紙ETが伝えるところによると、重工業省は、地元で生産されるバッテリー部品の中で、財政的な支援を必要とするものを特定中です。これは、特定産業に対して提供している生産連動型インセンティブ（PLI）に沿った形で行われる可能性が高いです。

高官は、「議論は進められているが、まだ制度は確定していない。支援の規模については後の段階で決定されるだろう」と語っています。バッテリー製造業界からは、カソード、アノード、電解質、接着剤などの部品製造へのインセンティブが求められていました。

昨年、インド中央政府は、高度化学セル（ACC）バッテリー貯蔵の国内製造能力を50ギガワット時間（GWh）、更に特殊なACCを5GWh達成するための国家プログラムを始動しました。この目標を達成するため18,100クロールピーの予算が組まれています。PLI制度は、地場のエコシステムを強化し、輸入依存度を減らし、電動車とバッテリー貯蔵の分野で目指しているものです。

また、2030-31年までにバッテリーエネルギー貯蔵システム（BESS）向けに4GWhのに3,760クロールピーの予算支援が実行中です。

バッテリー製造において、商工省合同秘書官のヴィマル・アナンド氏は、「インド国内の容量と消費量は市場に適応し始めたが、輸出の容量はまだこれから」と述べています。

出典 : https://auto.economictimes.indiatimes.com/news/auto-components/govt-charged-up-for-battery-parts-sops/117102082