インドで電気自動車（EV）が熱い！新モデル登場で市場は拡大の兆し

インドの自動車メーカーが、この年に新たな電気自動車（EV）モデルを続々と市場に投入する予定です。高級市場をメインターゲットに、より長い航続距離や高速充電を可能にした車種が多く、世界的にEVの需要が落ち着いている中で、購買者の関心を引き付けようとしています。

ニューデリーで開催される５日間の自動車ショーでは、EVメーカーが一堂に会します。新興のベトナムメーカーVinfastや、インド国内の大手ブランドMaruti Suzuki、Mahindra & Mahindraから、BYD、Toyota、Hyundaiなどの国際的な競合まで、注目モデルの展示が行われます。

EV市場のリーダー、Tata MotorsやJSW-MG Motorは、2027年の厳しい排出ガス規制に対応する為、商品ラインナップを強化し、クリーナーな車への移行を促しています。インドのEV市場はまだ小さく、販売台数全体の約2.5％に留まりますが、政府は2030年までにこれを30％に引き上げたいと考えています。

新しいモデルは、より広い航続距離と迅速な充電時間を実現することで、需要を押し上げる可能性があります。例えば、Mahindraは最大で600キロメートル以上の航続が可能な電気SUVを発表しており、それには20分未満で20%から80%充電できる高速充電機能が含まれています。

インドで初めて投入されたEVは、350キロメートルの航続距離を持つ改造ガソリン車でしたが、新たな車種は最低でも400キロメートルの航続を実現する設計から始まっています。さらに、HyundaiやBYDは各々、インド製の人気SUV「Creta」の電動版や、「Sealion 7」電動SUVなどを展示予定です。

こうした動きは、電化車両を前向きに推進し、インドの自動車市場に新たな波をもたらす予兆と言えるでしょう。

出典 : https://auto.economictimes.indiatimes.com/news/passenger-vehicle/carmakers-in-india-plan-ev-onslaught-in-2025-despite-slowing-global-demand/117286462