アマゾン、インドのフィンテック大手を買収か？最新の買収動向とは

アマゾンは、バンガロールに本社を置くフィンテック企業Axioの買収に動いていると言われています。この取引は、インドでアマゾンが行った買収の中で最大規模となり、同社の貸付セクターへの参入を示しています。
Axioは、Amazonの独占パートナーとしてBNPL（Buy Now Pay Later）プラットフォームを運営しており、このプラットフォームの評価額は2019年時点で約3億5000万ドルに達していましたが、その後、いくつかのローンデフォルトが原因で低下しています。

現在、インドのデジタル貸出スペースは、Reserve Bank of Indiaによる無担保ローンに対する規制強化の中で統合されています。2023年にはZestMoneyが営業を停止し、他の消費者貸付スタートアップはより長期の商品へ移行しています。
Axioはこれまで、約137百万ドルの株式資本と671百万ドルの債務を調達しており、Lightrock Indiaや旧Sequoia Capital Indiaとして知られるPeak XV Partners、Ribbit Capitalなどから支援を受けてきました。

万が一アマゾンがAxioの買収を進めると、RBIからNBFC（非銀行金融会社）ライセンスの獲得が可能になり、アマゾンのインドでのフィンテック展開をさらに強化することになります。
Axioは、これまでに約10億ドルの年間化貸出と、約1000万人の顧客を獲得しており、最後の財務年度は384 Crルピーの総収入に対して18 Crルピーの純損失を記録しましたが、事業の将来については、買収後もインド全土の消費者にクレジットを提供する既存のビジネスに注力するとしています。

出典 : https://m.economictimes.com/tech/startups/amazon-acquires-fintech-lending-startup-axio/articleshow/117291725.cms