インドのテクノロジー業界が成長のため予算提案、2025年の改革に期待

インドのテクノロジー産業は、2025年度の連邦予算に向けて、イノベーションと成長を支援するための重要な変更を要望しています。特に、業界最高峰の団体であるナスコムは、ディープテック専用の「セントラル・ディープテックファンド」の創設や、セーフハーバールールの閾値の改定を提案しています。
ディープテックファンドは、10年という長期の成育期間を考慮した柔軟なファンド構造が予定されており、最初は少なくとも2 Crルピーの概念実証グラントが、さらに3 Crルピーの試作品グラントが提案されています。
また、スペシャルエコノミックゾーン（SEZ）での企業活動を柔軟に支援するため、SEZの再投資準備金の範囲を広げることや、移転価格制度における問題点に対処することが求められています。
さらに、スタートアップ従業員向けの株式報酬プランに関する税金の支払い猶予も検討されており、現在約2.5%のスタートアップだけがこのメリットを享受しているため、対象を全てのDPIIT認定スタートアップに拡大することをナスコムは推奨しています。
財政大臣ニルマラ・シタラマンによって2025年2月1日に発表が予定されている、2025-26年度の予算案は業界の成長を左右する内容になると期待されています。

出典 : https://timesofindia.indiatimes.com/business/india-business/budget-2025-tech-industry-pushes-for-deeptech-funding-and-safe-harbour-reforms-and-more/articleshow/117602472.cms