インドスタートアップ界、資金調達の波に乗る – 充実したM&Aと新たな投資ファンドの展開

2025年1月第3週のインドのスタートアップエコシステムは、前週に比べ資金は少なかったものの、買収やファンド立ち上げが目立つ活気ある一週間となりました。

スタートアップは2.752億ドルを28件の取引で調達し、前週の24件に比べ取引数は増加しましたが、資本総額は10.7%減少しました。

Eコマース業界は1.43億ドルを6件の取引で引き寄せ、特にInfra.MarketがTiger Globalを含む投資家から1.21億ドルを調達し、企業評価額を10％増の28億ドルに押し上げる結果となりました。

また、10のスタートアップがシード段階で3.12億ドルを調達し、初期段階への関心が続いていることを示しています。

企業買収の波は、Hindustan UnileverがスキンケアブランドMinimalistの90.5%株を3億9百万ドルで買収する計画を発表するなど、スタートアップが成熟化し、市場拡大や縦経済統合に焦点を当てる傾向が見られました。

新しいベンチャーファンドの設立も見られ、例えば、SamVedの5000万ドルファンドがAIやアグリテック、フィンテック、Eコマース等の初期スタートアップへの投資を目指しています。

強靭なスタートアップエコシステムがあり、これから数ヶ月での長期的な成長が期待されるインドの状況が伺えます。資金調達の傾向は穏やかでしたが、活発なM&Aと新しいファンドの導入により、一定の楽観視がされています。

出典 : https://techstory.in/weekly-startup-funding-news-indian-startups-raised-275-mn-this-week-from-snabbit-to-capgrid/