インドのAIユニコーン「Krutrim」、革新的なクラウドサービスで世界を牽引

インドのAI企業Krutrimは、AIユニコーンと呼ばれるほどの急成長を遂げています。
創業者のBhavish Aggarwal氏は、同社が中国のGenAI企業DeepSeekのオープンソースAIモデルをインドのサーバーにてホスティング開始したと発表しました。
これは、最先端のAI技術をインドで開発していくというKrutrimのミッションの大きな前進となります。
さらにAggarwal氏は、世界最安値をうたう価格でDeepSeekのモデルを提供し、今後のオープンソース開発についても、KrutrimのAI研究所の詳細な発表や最新のモデルと研究の進捗を2月4日に公表すると予告しています。

Krutrimには現在、DeepSeekの5つのモデルが、80億から700億のトークン数で利用可能です。
その中には、世界的なAIモデルであるOpenAIのGPT-4とのベンチマークで優越性を見せたDeepSeek R1などが含まれています。
また、KrutrimはこれらのAIモデルを手頃な価格で提供し、たとえばR1-Distill-Llama-8Bモデルは1百万トークンあたり約10ルピー、最も高価なDeepSeekモデルでも60ルピーとなっています。
これは、同類のAIモデルと比べて格段に低い価格設定であり、低コストで高性能のAIモデルを提供することで市場に大きな影響を与えています。

2023年の創業以来、ユニコーン企業にまで成長を遂げたKrutrimは、AIに関連する様々なサービスを展開しており、今後もインドのAI業界をリードしていくことが期待されます。
また、インドの広範なAI戦略の一環として立ち上げられたIndiaAIミッションへの支援も含め、国内のAIモデルの発展に寄与しています。

出典 : https://pune.news/technology/ai-unicorn-krutrim-disrupts-market-with-affordable-deepseek-models-on-cloud-299732/