インド発・画期的な音声決済スタートアップ、巨額資金を獲得し世界市場を目指す

インドのベンガルールに拠点を置くデジタル決済のスタートアップ、ToneTagが新たな資金調達で$78 millionの資金を確保しました。
このラウンドには、株式市場のベテランであるRavi Dharamshi氏のプライベートエクイティファンド、ValueQuest Scale FundやベンチャーファンドのIron Pillarが参加。既存の投資家であるElevate Capitalも出資しています。
また、Iron PillarはBlueStoneやCureFoodsなど他のスタートアップにも投資をしています。

ToneTagの創業者であるKumar Abhishek氏は、この資金は第一次的なものと第二次的なものの混合であると説明していますが、誰が今回のラウンドで株を売却したかについての詳細は明かしていません。
第二次資本では、資金は企業へは行かず、売却する投資家へチャネルされます。

ToneTagは、オンラインでもオフラインの商取引でも利用できる音声ベースの決済システムを構築した製品開発型の企業です。
さらには、商店向けの在庫管理システムも提供しており、フィーチャーフォン向けの決済システムであるUPI123 PayをNPCI（National Payments Corporation of India）と共に推進しています。
毎日3000万回を超える取引を処理し、GoogleやAmazonなどの世界的なテックジャイアントや、State Bank of IndiaやICICI Bankなどの大手インド銀行といった顧客にサービスを提供しています。

新たに確保した資金により、ToneTagはオペレーションを拡大し、さらには世界市場への進出も狙っています。
現在、同社は約90人のチームで運営されています。
インドのデジタル決済市場の成長に目を向けると、ToneTagは音声ベースの決済システムがより多くの商店で受け入れられるにつれ、そのオペレーションを拡大できると考えています。

出典 : https://m.economictimes.com/tech/funding/tonetag-secures-78-million-in-mix-of-primary-secondary-capital/articleshow/118121993.cms