インドの未来を切り開く、Kinetic Groupの新型バッテリー工場

キネティックグループは、マハラシュトラ州アーメダナガルに、新たなバッテリー製造施設を50クロールピーの投資で立ち上げました。この施設では、年間60,000パックのバッテリーを生産し、二輪および三輪の電動車両(EV)用にRange-Xブランド名で供給する予定です。
また、他のオリジナル機器メーカー（OEM）への供給も行うことで、Kinetic GroupはEVバッテリー製造セクターへの参入を図っています。この施設は、2029年までに$18.319 billionに達すると推定されるインドのEV市場の成長から恩恵を受けることを目指しています。

施設では、安全性と高温下での性能を考慮したリチウム鉄リン酸塩(LFP)およびエネルギー密度の高いニッケルマンガンコバルト(NMC)バッテリーを製造します。LFPバッテリーはスマートなバッテリーマネジメントシステム(BMS)を備え、エコ意識的な設計となっており、NMCバッテリーは高いチャージおよびディスチャージ率が求められる過酷な条件下でも優れた性能を発揮するとされています。

副会長兼マネージングディレクターのアジンキヤ・フィロディア氏によると、Range-Xは電池技術における先駆的な作業の結果であり、インドの移動体制変革に向けた重要な一歩です。アーメダナガルの施設は自立、安全性、バッテリー技術における持続可能性への専念を象徴しています。
また、同社は製造ラインの自動化や、IoTで強化されたポカヨケシステム、BMSのローカル化に注力しており、インド政府の「Make in India」イニシアティブ下の生産連動型奨励金(PLI)スキームとも一致しています。

出典 : https://auto.economictimes.indiatimes.com/news/auto-components/kinetic-group-opens-battery-manufacturing-facility-in-ahmednagar/118451843