インドのがんケアを革新するMOC、Elevation Capitalからの資金調達

MOC Cancer Care & Research Centreは、がん治療の日帰りセンターを展開する医療スタートアップです。
このたび、Elevation Capitalを筆頭に、1800万ドルの資金を調達しました。
以前には、Tata Capital Healthcare Fundからも1000万ドルの投資を受け、事業の拡大と技術力の向上を図っています。
創業は2018年で、マハラシュトラ州やアフマダーバード、インドール、チャッティースガルなどに24のセンターを運営中です。

2024年5月には、インドで2番目に大きながんケアチェーンであるHemato Oncology Clinicとの提携を発表。
これは、特にグジャラート州における事業拡大への大きなステップです。
MOCは、デリーNCRやインドの他の地域への事業展開を目指し、分子腫瘍学ラボや予防腫瘍学サービスの開発にも力を入れています。

さらに、数十万人のがん患者に質の高いパーソナライズドケアを提供しており、技術と臨床研究によりエビデンスベースの治療を実施しています。
インドは、新たながん患者が年間150万人も増加している一方で、がん治療のインフラは不十分です。
診療所のベッド数不足や患者の移動の問題、衛生状態への不安、パーソナライズド治療の欠如などが課題となっています。

高品質の医療サービスへのアクセスには相応の費用がかかり、民間病院では主に三次治療センターとして運営されているため、特化したがん治療施設のネットワークを広げることは資本集約的な難しさを伴います。
MOCは先進的かつ効果的ながん治療を全ての人に提供することを最優先事項としており、Elevation Capitalとのパートナーシップによって、インド全土でのサービス拡大を目指しています。

出典 : https://yourstory.com/2025/02/funding-elevation-capital-18-m-round-moc-cancer