インドの貿易革新：急速な成果に向けFTA交渉に焦点

インドでは、商務事務次官サニール・バースワル氏によると、輸入関税や非関税障壁などの核心的な貿易問題に焦点を当てた自由貿易協定（FTA）の交渉を優先して進めています。長期にわたる交渉は企業の関心を失わせかねないため、初期段階で具体的な成果を出すことを目指しているのです。
核心的な貿易問題とは、関税、非関税障壁、衛生および動植物防疫(SPS)措置、規制要因などです。また、バースワル氏はラテンアメリカおよびカリブ海地域（LAC）ともこのアプローチを採用するべきだと強調しています。
インドは現在、MERCOSUR（アルゼンチン、ブラジル、パラグアイ、ウルグアイ）およびチリ、ペルーとFTAを交渉中であり、LAC地域との貿易をさらに活性化し、双方向の貿易を500億ドルから1,000億ドルに倍増させることを目指しています。
バースワル氏はまた、自動車、医療機器、製薬などの分野での協力拡大を提案しており、インドはジェネリック医薬品の専門知識を活かしてLAC地域に手頃な価格の医薬品を提供し、自動車セクターでは両地域が協力から利益を得ることができます。

出典 : https://timesofindia.indiatimes.com/business/india-business/india-focused-on-core-trade-issues-in-ftas-for-quick-results-commerce-secretary/articleshow/119204648.cms