インドの半導体戦略：マイソールの企業が新工場建設で先駆けに

インドのカルナータカ州マイソールに本社を置くKaynes Semiconは、330.7億ルピーを投じてグジャラート州サナンドに半導体パッケージング施設を設置する計画を連邦政府から認可されました。この新工場では、1日に630万個のチップ製造能力を持ち、投資の50%は中央政府、20%はグジャラート州政府、残り30%はKaynesが担当します。同社は最先端の技術を搭載し、近い将来インド最初の国産チップを生産するとしています。

さらに、KaynesはカリフォルニアのMixx社との株式投資を通した技術提携や、タイワンやアメリカの企業との契約締結も進行中です。同社のCEOは、設備投資や人材獲得、研修プログラムを速やかに進め、半導体業界におけるインドのポジションを高める意気込みを見せています。インド国内での素材エコシステムが整いつつあり、電子、自動車、家電など様々な産業に多大な影響をもたらすことが期待されています。
この動きは、インド政府が推進する半導体やディスプレイ製造エコシステムを強化するプログラムの一環となっており、テクノロジー巨人たちも新たなインド製チップ生産の時代に向けて動き出しています。

出典 : https://economictimes.indiatimes.com/tech/technology/union-cabinet-approves-kaynes-semicons-gujarat-chip-unit/articleshow/112995363.cms