インドのホワイトカラー職の採用市場、微減に転じるも新興テクノロジーが躍進

インドのホワイトカラー職の雇用動向は、昨年の同じ月と比べてわずかに1.4パーセントの減少を見せた。ナウクリ・ドットコムの報告によると、小売、石油・ガス、教育セクターの採用減が主な要因であるという。
しかし2025年3月も、ホーリー祭やイードの祭日のための長い週末にもかかわらず、前年とほぼ安定した状態を保っている。特に情報技術（IT）の新興サブセクターでは、クリプトやブロックチェーンを取り扱う企業が36パーセントの成長を達成。
同様に、ITスタートアップも11パーセントの成長を示した。

チェンナイはユニコーン企業の採用で29パーセントの成長を遂げ、採用力で先頭に立った。デリーNCRとハイデラバードもそれぞれ23パーセント、17パーセントの成長を録た。
また、銀行と金融サービスのユニコーン企業は、一般市場の慎重な動向に反して、36パーセントの強力な採用増を見せた。

ナウクリ・ドットコムのビジネスチーフオフィサー、パワン・ゴヤル氏は、「3月の祭日長期間は一時的な採用低下を予期していましたが、多くの主要セクターは前年と安定していて、AI-MLや新興技術、上級専門家の職業群の成長が3月のトレンドに明るい側面をもたらしました」とコメントしています。

出典 : https://retail.economictimes.indiatimes.com/news/industry/white-collar-hiring-in-march-dips-marginally-by-1-4-report/120153667