インドD2Cスタートアップ、挑戦の年 ── 2024年投資動向

インドの消費者向け直販（D2C）スタートアップは2024年に$757 millionの資金を調達しましたが、前年の$930 millionから18%減少しました。
Tracxnの報告によると、この減少はグローバルな経済の減速や、市場の過飽和、そして高い顧客獲得コストが原因です。
それでも特に注目されたのは、オーガニック美容品やオンラインジュエリー、美容・パーソナルケアなどの分野で、オムニチャネルのジュエリーリテーラーであるBluestoneが最大の$71 millionの資金を調達しました。

しかし、昨年は新たなユニコーン企業は生まれず、現在このセクターにはLenskart、MyGlamm、Boat、Liciousの4社のみです。
Tracxnの共同創設者であるNeha Singhは「投資家は利益と持続可能な成長を重視しており、初期段階の投資が上昇していることは、長期的なポテンシャルを投資家が信じている証拠だ」と述べています。

初期段階のスタートアップは$355 millionと25%増加しましたが、シード段階は$141 millionで、前年比18%の増加です。
対照的に、後期段階の資金調達は半減の$261 millionとなっています。
D2Cブランドはオフラインの拡大と利益達成への圧力で、早期投資家の出口戦略として買収が増えています。

全体的な減少にも関わらず、インドはアメリカに次いで世界第二位のD2Cスタートアップの資金調達国で、特にベンガルールとグルガオンは合わせて総D2C資金の55%を調達しています。

出典 : https://m.economictimes.com/tech/startups/d2c-startup-funding-in-india-fell-18-in-2024-to-757-million-report/articleshow/120341598.cms