インド発、がん治療改善へAI技術が拓く未来

インドのヘルステックスタートアップ、Risa Labsががん患者のケア工程の改善を目指しています。このたび、同社はFlipkartの共同創業者ビンニー・バンサルが率いるシードファンディングラウンドで350万ドルを調達しました。
投資ラウンドには、オンコロジーベンチャーズやジェネラルカタリストなど、複数の投資家たちも参加しています。

資本を活用し、Risaは次の2年間で米国にある100のがんセンターにAIベースの自動化プラットフォームを展開する計画を立てています。このソフトウェアは、事前承認プロセスによる治療の遅延を減らすことを目的にしており、がんケア提供における大きな障害の一つを克服しようとしています。
事前承認が必要なシステムは患者の70%が遅延に見舞われており、3分の1が最大で1か月待たされることもあるという実情があります。この問題を解決するために、IITカンプール出身の共同創業者たちはBOSSという、AIエージェントを使用して複雑なワークフローを細分化し自動化するプラットフォームを開発しました。

アメリカのがんセンターではBOSSを通じて、事前承認の時間を30分から5分未満に短縮し、100万ドル以上の薬剤を処理して、管理コストを3分の2に削減しました。
Risaは、薬のライフサイクルを通じてAI主導のオーケストレーションの統一層を構築することを目指しています。

出典 : https://economictimes.indiatimes.com/tech/funding/healthcare-startup-risa-labs-raises-3-5-million-from-binny-bansal-others/articleshow/120403471.cms