インドのディープテック業界、変革の波に乗る

インドのディープテック生態系が2023年に驚異的な成長を遂げました。AI、宇宙技術、先進製造、半導体設計を含むスタートアップが480社以上新たに誕生し、前年の倍増しました。この結果、総数は約4,000社に達しました。
続く2024年も、このセクターは78%の投資増加率を記録し、政府の支援策やAIの進展により、急速な拡大を見せています。ナスコムとジンノヴの報告によると、ディープテックスタートアップへの資金提供は全体で16億ドルに上り、トップ10のスタートアップだけで約6億ドルを占めています。
投資家の信頼も高まり、投資額の中央値は従来のテクノロジー系スタートアップと同等かそれ以上です。しかし、生態系が成熟し、継続的な資本と実りある出口戦略が整わなければ、この勢いは持続しないとの懸念も示されています。
バンガロールのスタートアップ、イセリアルマシーンズの共同創立者であるカウシック・ムッダ氏は、政府の現在の方向性が長期的な国家の野心を示していると話しており、ディープテック企業は長い研究開発期間が終わった後に収益が期待できるため資金調達が最大の課題であると指摘しています。
また、国内市場の欠如が起業家の障壁となっているケースもあり、アティモーターズの創業者サラブ・チャンドラ氏は、国際市場へのアプローチが唯一の解決策と述べています。

出典 : https://timesofindia.indiatimes.com/business/india-business/desi-deeptech-funding-up-78-in-2024-report/articleshow/120463987.cms